Birthday

Solo Photo Exhibition

Gallery Place M  ( Tokyo, Japan ) October 18-24  2021

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A total of 46 gelatin silver prints:
11 x 14 inches (23 prints ),  16 x 20 inches (3 prints),  20 x 24 inches (21 prints)

あの夏の日。私は、自分の中に命が宿っていることを知った。

一人放り出された真っ黒な道。深い迷路を彷徨った。

診察室で、まだ生まれぬ者の心音を聞いた時、

私の決断は揺るぎないものとなった。

その心音は、振動となり、私の強さとなった。

 

写真展「Birthday」のプリントは、妊娠出産を経てひとり親となった、その過程で撮影した写真だ。

誕生、そして生きることについての考察である。

印画紙は、10年から40年ほども経年したいわゆる問題多き紙。一点一点と真剣に向き合い、格闘し、プリントした。偶然性に委ねたとも言えるプロジェクトだった。

 

陰画と陽画。

”死とは何か”。このプロジェクトのもう一つのテーマである。

何をもって死と呼ぶのだろうか。

小さな命の存在を知ったあの日。

そこにはもうすでに心、そして魂はあったのだろうか。

 

人生はたくさんの偶然と、ままならぬことの連続である。

しかし、汚さも醜さもありのままを受け入れること、そこから、自分の想像を遥かに超える、面白みに出合うことになるのかもしれないと、本プロジェクトからも知ることになった。

A heartbeat lingers in my ears.

The unborn sound resonates through the doctor’s office.

 

This life gave me the resolve 

to pour forth the love of two.

Unmovable resolve.    

I wonder where this resonance will lead.

This project is a study on birth and living.